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インプラントの成功率はどの位?

審美歯科のインプラントは、入れ歯やブリッジと違い、まるで自分の歯が再び生え変わったが如くになります。美しく輝く自然に近い歯と、まるで自分の歯で噛んでいるような歯ごたえを感じられる機能を取り戻せます。インプラント歯科治療は外科手術を受けることにりますが、インプラント手術の成功率はかなり高いものです。

インプラントの成功の基準点は2つあると考えます。

・1つ目はインプラントの手術終了後の「手術の結果」の成功です。インプラントを埋めてその上に人口歯を装着し終わった時に痛みや腫れがなく、しっかり噛む事ができ、見た目にも綺麗な状態であれば成功といえます。

・2つ目のインプラント治療成功の基準点は手術後の「時間経過の結果」の成功です。インプラントは一生ものだと言われる物なので、インプラント治療を受けた方が痛みや不快感もなく、インプラントを装着したあと、良好と思われる状態が少なくてもインプラント手術後10年以上は続いている事です。

この2つ目までをクリアする確立は、外科手術のなかでも大変高く、インプラント歯科手術の成功率は現在約96%ぐらいと言われています。残りの4%の失敗はインプラントが脱落してしまった場合です。原因は多種多様ですが、原因の1つにインプラントを埋め立ててから、骨とインプラントがしっかり結合するまでの間に細菌感染があって、インプラントが脱落してしまったと言う事があります。

もう1つ大きな原因に挙げられるのが、患者自身のメンテナンスに問題があるということです。歯磨きを怠っていた。インプラント治療後のメンテナンスために、年に2、3回歯科医のところに通院するという大事な事を怠っていた、とか。インプラントの状態をチェックして貰いながら、しっかりメンテナンスを受ける事はとても大事な事なのに、そのメンテナンスの努力を怠っていたりすると、インプラントの寿命は短くなってしまいます。

インプラントが抜け落ちてしまったとしても、歯が抜けた箇所の傷は半年程で完治しますので、またインプラント治療をやり直すことも可能です。

インプラント手術で起きやすいトラブルは?

インプラント治療は大変身近な物となりましたが、インプラント治療は外科手術です。実際にはどんなトラブルが起きているのでしょうか?

インプラントの手術後に多いトラブルは、痛み、腫れ、出血などです。

・痛みには個人差がありますが、通常の場合ジーンとするような感じが数時間続く程度です。長くても1週間程度で痛みは消えます。骨のやけどが生じている場合、それ以上続く事があります。このような時は、薬で症状を落ち着かせつつ経過を見ます。あまり症状がひどい時は、一時インプラントを取り除きます。

・腫れは、インプラント手術後には通常起こります。風邪をひいていたり、体力が弱っていたりする人は腫れが長引くことがありますが、腫れは傷をなおすための組織液が出ていることが原因ですから、これについては心配するしなくてよいです。

・出血は、当然手術後には起きることですが、にじむ程度なら心配無用です。上あごの手術をした後は鼻血が出る場合があります。下あごの手術後、下顎の中の血管が傷ついた時極端な腫れが出てきます。このような時はすぐに処置が必要です。

次に多いトラブルは、

・知覚障害があります。インプラントが下歯槽神経に近いために生じてしまう事があります。知覚異常は短い場合で6ヵ月、長い場合で7、8年かかってしまう事があります。神経を切断してしまった時は半永久的に知覚異常が残ってしまう事になります。インプラントの手術は成功したけれど・・・・やはりしっかりした医師を選ぶことは大事です。

・インプラントのサイズ(長さ)の選択ミスによるトラブル。1〜3年でインプラントがだめになってしまう場合があります。2次オペの必要がでてきます。

インプラントの「サイナスリフト法」について

審美性も兼ね備えているインプラント治療法。歯を失ってしまった場合でも、インプラントは、自然の歯に等しい機能を持った歯を取り戻し、私達に快適な暮らしをもたらしてくれます。その素晴らしいインプラントの治療をより多くの人々が受けることができるように、インプラントの歯科治療の技術は日々進歩しています。

その1つに「サイナスリフト法」というものがあります。上あごの奥歯の部位は歯が抜けた時に大抵の人は骨が少なくなっています。骨の厚みや高さが不足しているとインプラントを挿入するのが困難な為、以前では短いインプラントを入れるか、治療を断念しなくてはなりませんでした。しかし、短いインプラントを埋入した場合、将来的に不安を抱えることになります。

サイナスリフトとは、このような場合に骨量、骨幅を増大させる治療法です。骨の高さがインプラントの埋め立てに足りない時でも、この方法を行うと10数ミリのインプラントを埋めることができます。治療方法は、上顎洞(上あご骨の上に存在する空洞)に移植骨や骨補填材を注入し、上あごの底の部分を押し上げてインプラントを挿入可能にするスペースを作ります。

サイナスリフトのデメリットは、治療に時間がかかるという点です。条件によってはすぐにインプラントを挿入するケースもありますが、ほとんどの場合、手術を行ってから骨が熟成し硬くなるまでに、6ヶ月程は待ちます。インプラントはそれから埋入するため、手術が終了するまで約9ヶ月かかります。

*この方法は非常に高度な技術が必要な為、歯科医院によっては行っていない場合があります。

インプラントの「フラップレス術」について

インプラント歯科治療は、もともとの自分の歯に近い形にまで回復させることができ、審美的にもかなう歯科治療法です。インプラント治療は残っている歯にも負担をかけず、自分の歯も大切にすることができるという世界的にも認知されている歯科治療法です。インプラント治療は、外科手術です。手術と聞いて、敬遠してしまう人も多いと聞きます。

通常のインプラント手術は歯肉を切開し、ドリルで顎骨に穴を開けてインプラントを挿入します。「おー、痛そう!!」「いやー、出血しそう!!」と不安になってしまいます。最近ではそんな人達のために、「フラップレステクニック」というインプラント手術があります。これはメスを使わず、顎骨に小さな穴を開けてインプラント手術を行うものです。歯肉を縫い合わせるという作業も必要ありません。歯肉のダメージは通常手術の10分の1と言います。インプラント手術の時間も短く、1本10分程度で済みますので、患者とって辛い痛み、腫れ、出血がほとんどありません。使用する薬も少なくて済みます。こんなに嬉しいことの多いインプラント治療の方法ですが、まだすべての人に適用できる方法ではありませんし、事前に医師の念入りな診断が必要になります。

フラップレステクニックは歯肉の上から、骨を見ることなく行われる手術なので、歯科医師に相当の技術が必要です。誰にでもできると言う安易な手術ではありません。インプラントのフラップレステクニックは、必ず信頼できる医師のもとで手術を受けることをお勧めします。

インプラントの歴史

インプラントの始まりは1952年になります。スウェーデンのペル・イングヴァール・ブローネマルク博士が、血液の流れに関する研究中に、ウサギの体内にチタン製の生体顕微鏡用の器具を埋め込みました。ところが骨と顕微鏡器具がくっついて外すことができなくなってしまいました。この偶然の出来事が、現在のチタン製インプラントの始まりになったそうです。ブローネマルク博士はその後13年間、さまざまな基礎実験や動物実験を重ねて、歯科治療への応用法を探り続けました。

そしてチタンがある一定の条件で骨に埋め込まれた時、骨の拒絶反応は起こることなく、強い結合が生まれることを解明したのです。博士はこれをオッセオインテグレーション(骨結合)と命名しました。1965年、人工歯根の臨床応用がスタート、これがインプラント治療の基となり、現在に続いています。

1998年、ブローネマルク教授はチタン製インプラントの実績によって、スウェーデン政府からグランドプライズ賞を授与されました。チタンと骨との結合は科学的に正しいと認知されるようになりました。

最初にインプラント治療を受けた30代の男性のインプラントは、40年近く経った今も何の問題もなく機能しているそうです。そして、審美歯科の分野のインプラントの治療技術は日々大変な速さで進化しております。いまや金属アレルギーを持つ人のために人工歯根もチタンで無いものも使われ始めています。

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